カナダ高校留学中にIELTSを受験する理由|海外大学進学に向けた英語力の伸ばし方

カナダへの高校留学を検討している保護者の方から、よくいただくご質問があります。

「現地の高校に通っていれば、自然に英語力は伸びるのでは?」
「高校生のうちからIELTSを受験する必要はありますか?」

もちろん、カナダの現地校で生活し、英語で授業を受けることによって、日常的なコミュニケーション力は身につきます。しかし、大学進学で求められる英語力は、日常会話ができるだけでは十分とは限りません。

特に、英語で文章を読み、論理的に考える力を伸ばす必要があります。さらに、自分の意見を書く力も、意識して伸ばしていくべきです。

そこでJP中高留学では、高校留学中の生徒たちにIELTSの定期的な受験を勧めています。主な目的は、次の2つです。

大学進学に必要な英語力を証明する
自分の英語力をトラッキングする

この記事では、カナダ高校留学中にIELTSを受験する理由や目標スコア、受験に向けた準備について、未成年留学専門・カナダ最大手現地エージェントの視点から解説します。

IELTSとは?高校留学の際に受験する英語試験

IELTSとは「International English Language Testing System 読み方:アイエルツ」の略で、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、およびイギリスを含む英語圏の国に、留学や就労、移住を希望する方の英語力を測定するグローバルな英語試験です。近年は、日本の大学入試でも活用が進んでいます。試験では、次の4つの技能がそれぞれ評価されます。

Listening(聞く力)
・Reading(読む力)
・Writing(書く力)
・Speaking(話す力)

英語圏の大学や大学院進学を目的とする場合は、主に「IELTS Academic」を受験します。試験時間はトータルで約2時間45分で、4つの英語技能をそれぞれ測ります。(IELTS公式サイトはこちら

高校留学中の生徒は、日常会話が上達するにつれて「英語ができるようになった」と感じやすくなります。しかし、会話ができることと、英語で授業を受け、大学進学の準備をすることは同じではありません。

IELTSを受験すると、4技能それぞれにスコアが出るため、感覚ではなく客観的な数字で英語力を確認できます。これが、高校留学中にIELTSを受験する大きな意味です。

高校留学中にIELTS受験をおススメする2つの理由

大学進学に必要なIELTSスコア取得のため

高校留学の先にある大学進学において、進学先が日本であっても、カナダやアメリカなど北米、もしくはその他の海外であっても、多くの場合、客観的に英語力を証明できる英語検定スコアが必要となります。

進学先が出願要項として求めるIELTSスコアは、出願先にもよりますが5.5以上~6.5以上(Academic Overallスコア)が記載されているのが一般的です。

ただ、実際の合格ラインは出願要項として設定されているスコアよりも上にあります。英語圏の大学や、顕著に帰国生の多い日本の難関大学に進学するならば、次の水準を最低ラインと考えるべきです。

Overall 7.0以上
Listening・Reading・Writing・Speakingのすべてで6.5以上

常に最新の情報を確認することが必要ですが、大学進学において一つの目安になれば幸いです。

英語力を継続的にトラッキングするため

IELTSを受験するもう一つの目的は、自分の英語力を継続的に把握することです。

高校留学生であれば、進学先、入試形式を問わず、進学において強みになる英語力を身につけたいことと思います。着実に英語力をアップさせるためには、自分の英語力を正しく(技能別に)把握し、課題を持って英語学習を継続できることが大切です。

Readingで時間内に問題を解き終えられない
Writingで意見を論理的にまとめられない
Speakingで理由や具体例まで説明できない
Listeningで講義形式の長い会話を聞き取れない

定期的に受験すれば、前回のスコアと比較しながら、技能別の成長や課題を確認できます。現在地を知り、次の課題を決め、学習方法を修正する。このサイクルを作ることが、大学進学につながる英語力を着実に伸ばすポイントです。

高校留学では、英検ではなくIELTSがよい?

日本の中高生にとって、最もなじみのある英語試験は英検(実用英語技能検定)かもしれません。英検も、英語学習の目標を作るうえで役立つ試験です。

一方、海外大学への出願では、IELTSやTOEFLなど、国際的に広く利用されている試験のスコアを求められることが一般的です。日本の英語学習者にとってなじみのある英検は、大学進学の際の英語力証明として使用できない場合がほとんどです。そのため、自分自身の英語力をトラッキング(常に把握する)する手段として、定期的なIELTS受験をおすすめしています。

また、IELTSには次のような特徴があります。

✅4技能がそれぞれスコアで示される
✅海外大学への出願に幅広く利用できる
✅英語で説明・要約・意見表明をする力が問われる
✅現地校の授業で必要な英語力と共通する部分が多い

進学の際、TOEFL(稀にTOEIC)のスコアを使う人もいますが、JP中高留学では、現地校での学習との親和性や進学時の活用範囲を考え、IELTS受験を統一して推奨しています。試験を統一することで、生徒同士が勉強方法や受験経験を共有しやすく、私たちとしても指導しやすいという状況があります。

2026年からIELTSはコンピューター受験が中心に

IELTSは、2026年6月から従来のペーパー受験を廃止し、コンピューターでの受験のみになりました。具体的な移行時期は国や地域によって異なるため、詳細は公式サイトをご確認ください。(試験方式変更のお知らせ

コンピューター受験では、パソコン操作(タイピング)に慣れていないと受験しにくくなります。日頃から、英語のタイピングに慣れておきましょう。

JP中高留学がIELTS受験を推奨する理由

JP中高留学では、大学進学に必要なスコアを取得することだけでなく、留学中の英語力をトラッキングするためにIELTS受験を推奨しています。

カナダの現地校で多くの留学生が壁にぶつかる科目の一つが、ELA(English Language Arts)です。日常英会話とは異なり、長文読解、エッセイ、プレゼンテーションなど、学術的な英語力が求められます。(ELAについて詳しい記事はこちら

そこで、今年もELA対策を行う「モモセアカデミー」を開講し、現地校の授業や卒業、大学進学を見据えた学習をサポートしています。JP中高留学には、次のようなサポート体制があります。

  • カナダ現地・日本オフィスで留学中も継続サポート
  • 未成年留学専門アドバイザーが在籍
  • 25年以上にわたる留学サポートの実績
  • 今年は過去最多!40名以上の中高留学生の渡航を支援
  • 現地校や進路に関するリアルタイムな情報提供
  • ビザチームと連携した渡航・滞在手続きのサポート
  • モモセアカデミーによるELA・英語学習対策

5月下旬には生徒たちの受験日を合わせ、みんなでIELTSを受験しました。同じ目標を持つ仲間と情報を共有しながら取り組めることも、カナダ最大手現地エージェントならではの強みです。

まとめ・IELTS受験を高校留学後の進路につなげよう

カナダ高校留学中にIELTSを受験する目的は、単に資格を一つ増やすことではありません。

カナダの現地校で英語を使って生活していても、大学進学に必要な Reading や Writing の力が自動的に身につくとは限りません。カナダで高校留学を検討する人は、早い段階から自分の学力を把握し、弱点を把握する工夫が重要です。

JP

JP中高留学では、カナダ高校留学の学校選びから、現地生活、ELA対策、IELTS受験、卒業後の進路まで一貫してサポートしています。まだ留学先や進路が決まっていない段階でも問題ありません。まずはLINEで、お子さまの学年や英語力、希望している進路をお聞かせください。最新の現地事情を知る未成年留学専門アドバイザーが、お子さまに合った高校留学と英語学習の進め方をご案内します。