IB・APとは?

IB「インターナショナル・バカロレア」

2年間6科目を学習し、最終試験にて一定の点数以上を獲得すると国際バカロレア資格という国際的な大学入学資格が得られる制度

International Baccalaureate (IB)=とはスイスに本部をもつ国際バカロレア機構が提供する教育プログラム。

「チャレンジに満ちた総合的な教育プログラム」として作られ、
・複雑な世界を理解し
・対処できる生徒の育成
・未来への責任ある行動・スキルを身につけること
に力を入れています。

プログラムは年齢等に応じ、PYP、MYP、DP、CPの4つに分かれています。このうち16~19歳を対象としているDP(Diploma Programme)で2年間6科目を学習し、最終試験にて一定の点数以上を獲得すると国際バカロレア資格という国際的な大学入学資格が得られます。

国際バカロレアという資格のメリット

国際バカロレアではPYP、MYP、DP、CPのどのプログラムでも「国際的な視野を持つ人格」の育成を目指しているため、従来の日本の教育とは一味異なる「グローバルな人間形成」を意識した内容となっています。

国際バカロレアを受験資格に求める大学は100か国以上、2万校以上にのぼり、世界の様々な大学への入学のチャンスが広がります。

またIBを通じて身につける
・エッセイの書き方
・プレゼンテーションスキル
・クリティカルシンキングという物事の考え方のスキル
などは大学入学後のみならず社会人になってからも非常に有用です。

国際バカロレアプログラム提供学区例

コキットラム教育委員会

Elementary School(Grade1~5)、Middle School(Grade6~8)、Secondary School(Grade9~12)

に分かれるコキットラム教育委員会は州内で3番目に大きな教育学区です。Secondary School卒業率は95%を誇り、その大半が大学等へ進学をしています。IBプログラムは学区内のPort Moody Secondary Schoolで提供されています。その他にも魚類・ワイルドライフについての授業、Web制作、アニメーション、などユニークなクラスの提供が行われています。

AP「アドバンス・プレースメント」

Advanced Placementとは大学の一般教養に相当する難しいクラス

高校在学中に履修ができ、また試験が受けられる制度です。試験はSATなどを運営しているアメリカのCollege Boardが5月上旬に統一日程で実施。

受け入れ側の大学によりますが、5段階中3以上をとると、大学の単位として認められます。英語(国語)、歴史や社会、数学&コンピューター、理科、文学などの分野にいろいろな科目があり、科目ごとの試験になっています。

アドバンス・プレースメントコースのメリット

Advanced Placementコースは、北米(アメリカ・カナダ)での認知度が高く入学時に有利になることが多いです。

大学入学後は大学の単位としても認められるので、卒業までの単位数を減らし大学在学中の負担を軽減できたり、授業料の負担が減らすことが可能です。卒業までの期間を短くすることも可能になります。

またIBと異なり科目ごとに挑戦できるので、得意な分野を延ばしていくことが可能です。全ての高校に全てのAP科目が設置されているわけではないので、進学先の高校で履修できる内容をよく確認しておきましょう。

アドバンス・プレースメントコース提供学区例

バーナビー教育委員会

たくさんの生徒がトップレベルの大学に進学し、カナダ国内でも優れた教育を提供していることで有名。学区内の8つのSecondary SchoolすべてでAPコースを提供。

そのうち2校ではカナダ全土でも限られた数しか認定されていないAPCapstoneというさらにレベルの高いAPプログラムが提供されています。

バーナビー教育委員会では、アドバンス・プレースメントコース以外にも、
サッカー・アイスホッケー・バスケットボール・ソフトボール・水泳といったスポーツアカデミー、数学や社会といった一般科目の他、
ダンス・演劇・音楽・ビジュアルアートなどの一般教養科目が各校で提供されています。

投稿日:2018年6月20日 更新日: